お尻の穴から性器(陰茎もしくは 膣ちつ)までの距離のことを専門用語で「肛門性器間距離:ano-genital distance(AGD)」と呼ぶそうです。
実は、最近の子供の肛門性器間距離がどんどん短くなっているという話があります。
通常、男性の肛門性器間距離は女性の2倍ほどありますが、胎生期(母体にいる時期)に、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが分泌される量によって決まってくるというものです。
幾つかの研究では、生まれつき肛門性器間距離が短い男児は、将来に男性不妊症(精液量の減少、精子数の減少)になる可能性が7倍高い事が示されています。
それって遺伝❓
実は、最近の研究では、肛門性器間距離は遺伝的問題よりも、現代のライフスタイルによる環境的の問題が原因ではないかということが指摘されています。
内分泌かく乱物質。
つまり「環境ホルモン」の事ですね。
この環境ホルモンの代表例がダイオキシンと、PCB。
【ダイオキシン】
最も毒性の強い化合物の一つ。経口摂取,経皮吸収,腹腔内投与で致死的な毒性を示す。急性および悪急性の曝露により、肝壊死,胸腺萎縮,出血,リンパ水減少,クロール痙瘡が起る。動物実験では、発ガン性,催奇形性,催腫瘍性を示す。目を刺激する。
【PCB】ポリ塩化ビフェニル
発電所や車両(地下鉄・新幹線他)・船舶・鉱山・地下設備(トンネルや地下室)などの電気設備に使用される「燃えない」絶縁油として重宝されました。その他、各種化学工業や食品工業の加熱・冷却工程の熱媒体として、電線や樹脂などの可塑剤、塗料やノーカーボン紙の溶剤、農薬の効力延長剤など幅広い用途で使用されていました。
開発当初は、「夢の化学物質」であったわけですが、今では環境ホルモンという問題の物質のひとつであるといわれるようになりました。
先進国で出生率が下がっているのは、環境的な要因もあるということも言われています。
(yomiDrコラムよりお借りしました)
便利な世の中のツケは、積み重なって私たちの子孫に継がれていきます。
手間暇かけたお料理は、皆様の身体を作ります。
安心安全も選ぶ時代です。
JIYUTEIのオーガニックグラノーラは、皆様の健康作りを応援しています。
本日も ご来店くださり ありがとうございました。
JIYUTEI 店主
環境ホルモンが成せること
2016年7月9日