1では、収穫後の果物への防カビ剤や防腐剤の散布された物には、OPP,TBZ,イマザリルのように、食品添加物としての表示義務があることが分かりましたね。
農薬なのに、食品添加物としての表示です。
収穫前の農薬残存量の100~1000倍の残留性と言われています。
だから、殺虫剤の表記は無いのです。
例えば小麦。
国内での小麦自給率は13%、残りの87%が輸入小麦です。
(農林水産省27年 麦の需給に関する見通しは、国内が約13.8%%、輸入が約86.2%です。)
小麦のポストハーベストは主に『殺虫剤』。
殺虫剤として頻繁に使われる 有機リン系のマラチオン(マラソン)やフェニトロチオン(スミチオン)などの殺虫剤は、発ガン性、催奇性、変異原性、生殖毒性などの毒性の指摘をよく目にします。
農民連食品分析センターの2001年に行なった『「パン類の残留農薬分析結果」では、ハンバーガー、ケーキ、学校給食パンといったほとんどの製品からクロルピリホスメチル、フェニトロチオン、マラチオンなど有機リン系農薬が検出されました。』と言う報告に驚きました。
小麦の外皮に近い部分ほど、ポストハーベスト農薬の残存量と兼ね合わせた等級がある事を知らない業者も多いのは、消費者が望んでいないことも要因ではあるのでしょうね。
じゃが芋は、冷凍物が輸入されていますが、発芽防止としてクロルプロファムやTBZがポストハーベスト農薬として使われています。
また最近では、農薬に加えて遺伝子組み換えの問題も・・・💦
国内農作物には、ポストハーベスト農薬散布は禁止されています。
また船便でも、オーガニック農作物専用コンテナや空輸便などでの 農作物には、ポストハーベスト処理が行われていないようです。
今年のクリスマスケーキは、国内産小麦、国内産フルーツで(できれば、無農薬無化成肥料栽培)作ってみませんか。
本日も ご来店頂きまして ありがとうございました。😊
JIYUTEI 店主
2 ポストハーベストとくん蒸 のこと
2016年12月23日