2015年2月、米政府の食生活ガイドライン諮問委員会より「コレステロールの摂取は健康に影響しない」との見解が示されています。
「コレステロールの問題は深刻です。コレステロールは脳に必要なのに、これまで、わざわざ下げることが推進されてしまっているのですから。」
こうお話しされたのは、アメリカではベストセラー、日本でも大きな反響を呼んでいる本『「いつものパン」があなたを殺す』の翻訳をされた、順天堂大学大学院教授・白澤卓二先生。
「問題はコレステロール値が高いことでは無く、オメガ3(魚油やアマニ油、シソ油、動物性脂肪などに含まれる)が足りず、オメガ6(紅花油、コーン油、大豆油、菜種油などの植物油)の摂取量が多いこと。問題がすり替えられているんです。そのことを見抜くべきです。」とも言っています。
「総コレステロール220以上なら高脂血症になりかねない‼」とお医者様からコレステロール低下剤(降下剤)を頂く方が意外と多い。
しかし、血中のコレステロールが減ると、免疫力が衰え、感染症や癌なりやすいこと、逆にコレステロール値が高いほど癌になりにくいことが分かってきていますね。
国民栄養調査の対象者約1万人を14年間追跡した調査や大阪府八尾市で1万人を11年間追跡した調査では、総コレステロール値が240~260の人が最も長生きするという結果が出ています。
また、オランダでの調査でもコレステロール値の最も高いグループが最長寿で、値の最も低いグループは癌や感染症で亡くなる人が多く、平均寿命が最短でした。
コレステロール値が低いと脳の働きが悪くなり、認知症になるリスクも高まると言われています。
実は、動脈硬化や脳の機能低下を引き起こすのは、同時に糖質を多量に摂取するからだとの指摘があります。
つまり、炭水化物の摂取を控えた方が良いということのようです。
砂糖や塩もそうですが、油も質をみてくださいね。
健康作りは、「知って理解して実践する」です。
本日も ご来店くださいまして ありがとうございました。😊
JIYUTEI 店主
コレステロール のこと
2017年2月19日