寒天の種類というと、『棒寒天・糸寒天・粉寒天』を思い浮かばれるでしょう。
しかし、形の違いのみで原料や製法が違うだなんて思いもよりませんね。
実際に、粉寒天の扱い易さが商品を作る作り手から大変人気があることは推察できます。
千年以上歴史があるトコロテンは、江戸時代には庶民が普通に食べていました。
天草を煮出した煮汁がトコロテンになって、それを凍結、乾燥したものが、寒天の定義です。
しかし今では、「オゴノリ」から作られた寒天が多くを占め、原料も何からなのか区別がつかないようになりました。
日本では年間2000トンのオゴノリをとっていますが、その3~4倍もの量を世界各地から輸入しています。
最大の輸入国はチリで、次いでフィリピン、南アフリカ、ブラジルと続きます。
オゴノリのもつ1つの顔は、刺身のつま。
しかしオゴノリの持つ酵素が、一緒に食べた魚の脂質の成分と体内で反応し中毒を起こすことがあります。
ですので 市場に出回っているオゴノリは、石灰水につけて酵素の働きをなくし緑色に変わったオゴノリが添えられているのが一般的です。
このオゴノリ、天草のようにコトコト煮出して使えれば良いのですが、煮出すだけでは思うような寒天にならないのです。
『天草もオゴノリも単糖類の一種のガラクトースがつながったものですが、天草はアガロースと呼ばれる中性ガラクタンが多く、オゴノリはアガロペクチンと呼ばれる酸性ガラクタンが多く含まれています。
寒天が冷えてかたまるゲル化はアガロースによるものです。アガロペクチンが多いほど粘りや弾力は強くなりますが、酸性がじゃまをしてゲル化しないのです。(女子栄養大学出版部よりお借りしました)』
そこでオゴノリは、苛性ソーダを使って固まる成分だけを抽出して、精製する方法が開発されました。
効率的に工業生産できるため、寒天の中では主流になってしまいました~とさ。
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2)昔ながらの天草寒天 のこと
2018年10月1日