前回は、山羊乳自身に中鎖脂肪酸(カプリン酸C:10)が多いと書きました。
最近では、中鎖脂肪酸トリグリセリドを略してMCTと言います。
トリグリセリドは、中性脂肪とも言いい脂肪酸とグリセリンがエステル結合したもの。
この脂肪酸も炭素・水素・酸素が鎖のようにつながっていて、それぞれの炭素数によって大きく3つに分類されます。
* 【SCT】短鎖脂肪酸(炭素6個以下:~C6)…酪酸など
* 【MCT】中鎖脂肪酸(炭素6~12個:C6~C12)…カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸
* 【LCT】長鎖脂肪酸(炭素12~14個:C13~C21)…オメガ3など
LCTは、主にリンパ管経由で吸収され、ゆっくり全身を回って代謝されるのに対し、MCTは門脈経由で直接肝臓のミトコンドリアで素早くエネルギー源となるので、体脂肪として蓄積されにくいそうです💪
また、MCTの中でも4つに分かれます。
その中でも、ココナッツオイルに少量、また母乳にも含まれている炭素8個=C8のカプリル酸と山羊乳に多く含まれている炭素10個=C10のカプリン酸に大注目‼
MCTの中でもエネルギーへの代謝が早いのは、C8とそれに続いてC10。
知ると知らないでは大きな差!
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3)山羊乳 のこと
2018年11月1日