痒いとついつい掻いてしまいます。
掻くことで一時的に痒みから解放される気持ちになります。
しかし、食品保護ラップほどの薄さしかない皮膚のバリア機能は、掻くことにより防御作用が低下してしまいます。
また、体の中から水分も外に逃げてしまい乾燥肌になります。
こうして抵抗力が低くなった皮膚からアレルゲンなどが体内に入りやすくなるのです。
服の襟や袖のこすれなどの刺激でさえ、益々痒みの神経を逆撫でます。
1度掻き出すと本当に痒かった場所がどこだったのか分からなくなるのは、皮膚に存在する細胞から炎症を促すさまざまな物質や痒みの神経にはたらく物質が放出されるから。
アトピー性皮膚炎の方の痒みの原因は、この悪循環のせいだと考えられています。
「痒み」は、「痛み」とよく比較されます。
これは両者とも神経を伝わって感じるから。
以前は、「痛みの神経が感じる弱い痛みが痒みである」と考えられていました。
しかし、「頭が痛い」はあるけれど、「頭が痒い」はないですよね。
「胃が痛い」はあるけれど、「胃が痒い」はありません。
今では痒みを伝える神経は、「C-線維」とよばれる細く伝導速度が遅い神経であることが明らかになりました。
この「C-線維」は、意外と皮膚の表面近くまで伸びています。
ですから、少しの刺激でも「痒み」という反応が出てしまうのです。
接触が原因で起こる痒みには、
金属アレルギー:アクセサリー、虫歯や矯正の金属等
化粧品:口紅、染毛剤、日焼け止め、アロマオイル等
薬:湿布、ばんそうこう、目薬、防腐剤、消毒薬等
他:ゴム手袋、歯みがき粉、シャンプー、洗剤等
これらは、使うか使わないかをセレクトする必要が出てきますし、成分によるアレルギー反応だった場合は、成分表示の確認を個々でする必要があります。
食品が原因で起こる痒みには、青魚、海老、蟹、蕎麦、ナッツ類、卵、肉、乳製品、アルコール類等があります。
この場合特に、学校給食が始まってから初めて食べるたんぱく質にアレルギー反応を起こすお子さんも多いと専門家よりお聞きしています。
ご自宅で食べずに終わり、たんぱく質の耐性を付けてこなかった為です。
痒かったら即薬ではなく、その原因を探して頂きたいものです。
身体の中から丈夫になろう✊
JIYUTEI は、オーガニック、自然栽培、在来種、エシカルにこだわります。
だからJIYUTEIのオーガニックグラノーラは、安心して召しあがれるのです。
貴方の心と身体は、豊かで健康ですか?
健康は、自分で判断し選ぶ時代だとJIYUTEIは考えます。
本日も ご来店くださいまして ありがとうございました。
JIYUTEI 店主
吾亦紅(ワレモコウ)がどの花か分かりますか?
2)痒みと痛み のこと
2019年6月29日